「Cloud OPT」と「Clara Cloud Connect」。この2つの新ソリューションの背景には、クララオンラインのどのような思いがあるのだろうか。
本田 氏は「マルチクラウド/ハイブリッドクラウドが一般化してきた状況で、オンプレミス型製品とパブリッククラウドサービスを併せて取り扱う事業者として、その双方により高い付加価値をつけ、お客様のITインフラまわりに貢献するのが当社の役割です」と語り、内田 氏は「この2つによって、当社が提供するITインフラをさらに魅力的なものとしてアピールできると考えています」と付け加えた。
同社はもともとクラウドも含めた多彩なインフラサービスをワンストップで提供してきた。そこに新顔のソリューションが加わった形だが、そもそもこの“ワンストップ”という点が同社の目指すところであると本田 氏は話す。
「私たちには、企業内のさまざまなITリソースの管理は情シスが担うべきものではないという思想があります。当社にアウトソーシングしていただければ、クラウドはもちろんデータセンターやネットワークのリソース、そして今回の『Cloud OPT』『Clara Cloud Connect』のような周辺機能もすべてワンストップで提供できるので、コスト削減と運用負荷軽減を同時に実現できる一方、企業の担当者はより自社の事業に関連した専門的な業務に時間とコストを割くことが可能になるでしょう」
そのうえで同社は今後、コアサービスである「Clara Cloud」のサービスを拡充し、Nutanixの性能を最大限発揮できる製品・サービスをさらに揃えていくという。一方では、北海道にあるデータセンターを活用し、DR(災害対策)やBCP(事業継続計画)といったニーズに合致するソリューション提供していく方針だ。
なお、12月3日(木)に開催されるクララオンライン主催のオンラインセミナー「The Border」では、本田氏とニュータニックス・ジャパンのテクニカルエバンジェリスト、島崎 聡史氏とのコラボレーションセッションが行われる。本田氏はそこでも、マルチクラウド/ハイブリッドクラウド利用における課題とソリューションについて解説する。